「Zoom営業で成約率を上げるためにはどうすればいいの?」
「Zoomで顧客に良い印象を与えたい!」
このように悩んでいる営業スタッフの方もいらっしゃるでしょう。
実は、明るさ補正機能やノイズキャンセリングなど、Zoomでの営業で成約率を上げるための便利機能があります。
細かい機能まで使いこなせると、相手からの印象も大きく変わってきます。
今回の記事では、zoomの基本的な使い方、Zoom営業で成約率を上げるコツを中心に解説します。
オンライン会議での資料作成のコツも記載しているので、最後まで参考にしてみてください。
Zoomとは?無料で使える?
Zoomは、ビジネスに最適化されたオンライン会議ツールです。
PC、スマホ、タブレットで必要な機能が無料で利用できます。
無料で利用できますが、有料版にアップグレードすることで、主に以下の機能が利用可能です。
- ミーティング時間が実質無限(30時間/1回)
- 管理機能の強化
- GoogleカレンダーやSlackとの連携
- クラウドへの動画保存
- 共同ホストの指定
- ノイズキャンセリング
- 投票機能
本格的に商談に使う場合は、有料版にアップグレードして顧客とよりスムーズにコミュニケーションを取れるようにしましょう。
Zoomが選ばれている4つの理由
Zoomが選ばれている理由として、以下の4つが挙げられます。
- 利用者が多い
- 豊富な機能
- 参加者のアカウント登録が不要
- 通信の安定性
それぞれの理由について見ていきましょう。
利用者が多い
Zoomはオンライン会議ツールとして世界トップシェアを誇っています。
日本ではMicrosoft Teams、Google Meet、Skypeと比較した際に約71%の利用率がありました。(2022年時)
利用者が増えた背景としては、2020年のコロナウイルスの蔓延が挙げられます。
対面型の会議が難しくなり、オンライン会議が増えたことから一気にZoomの需要が高まりました。
参照:Tooltester
豊富な機能
Zoomは基本性能が高いだけではなく、豊富な機能を搭載しているため使いやすいのが強みです。
機能一覧としては、次のリストが挙げられます。
- 画面共有
- 音声・動画ファイルの共有
- ホワイトボード
- チャット
- リモートコントロール
- スケジュールミーティング
- ノイズキャンセリング
数多くの機能が搭載されているため、より充実した会議や商談が実現できるでしょう。
参加者のアカウント登録が不要
Zoom会議に参加する際、参加者はアカウント登録をしなくても問題ありません。
アカウントを持ってなくても参加できるので、相手にとって親切です。
SkypeやMicrosoft Teamsなどでは登録が必要ですが、ZoomやGoogle Meetでは登録がありません。
一方で主催者はアカウント登録が必須なので、注意しましょう。
通信の安定性
Zoomは独自のデータ圧縮技術を使っているので、狭帯域でも通信しやすいのが強みです。
上り・下り3Mbpsほどの回線速度があれば、問題なく使えます。
ただし、ADSL回線やCATV回線を使用していたり、電波の悪いところで使用していたりすると通信しづらくなります。
快適な通信を望むのであれば、上り・下りで10Mbps程度は確保しておきましょう。
Zoomの基本的な使い方
Zoomの基本的な使い方として、以下の6つを押さえておく必要があります。
これらの使用方法について、画像付きで解説していきます。
アカウント作成/ログイン
アカウント作成、ログインする際の手続きについて見ていきましょう。(パソコン、スマートフォン共通)
- 公式ホームページにアクセスして画面右上の「無料でサインアップ」をクリックする
- 年齢確認をして「続ける」をクリックする
- メールアドレスを入力して「続ける」クリックする
- 届いたメールの認証番号を入力して「検証」をクリックする
- 各種情報を入力して「続ける」をクリックする
- 画面が切り替わり、プロフィール画面にログインできれば完了
Zoomミーティングへの参加方法
Zoomミーティングに参加する際の手順について、リンク経由・ID経由の2種類で見ていきましょう。
パソコン版(リンク経由)
- 送られてきたリンクメールを開き、リンクをクリックする
- 「ミーティングを起動」をクリックする
- 画面が切り替わり、参加できれば完了
パソコン版(ID経由)
- Zoomアプリを起動して「参加」をクリックする
- ミーティングIDをクリックして「参加」をクリックする
- 入室できれば完了
スマートフォン版(リンク経由)
- 送られてきたリンクメールを開き、リンクをクリックする
- 参加画面に切り替われば完了
スマートフォン版(ID経由)
- アプリでミーティングIDを入力して「参加」をクリックする
- 参加画面に切り替われば完了
Zoomミーティングへの開催方法
Zoomミーティングの開催方法をパソコン、スマートフォン版の2つで見ていきましょう。
パソコン版
- Zoomアプリを開き「新規ミーティング」をタップする
- 「参加者」をタップする
- 「招待」をタップする
- 利用するメールサービスを選んで参加予定者に連絡する
スマートフォン版
- 「新規ミーティング」をタップする
- 「ミーティングの開始」をタップする
- 「参加者」をタップする
- 「メールの送信」をタップする
- 参加予定者にメールを送信する
Zoomミーティングへの招待方法
Zoomミーティングへの招待方法について、パソコン・スマートフォン版で見ていきましょう。
パソコン版
- 「新規ミーティング」をプルダウンして「IDをコピー」を選ぶ
- コピーしたIDをメール、チャット、LINEなどで招待する
- 「新規ミーティング」をクリックして会議を始め、招待した人の参加を待つ
スマートフォン版
- 「新規ミーティング」をタップする
- 「ミーティングの開始」をタップする
- 「参加者」をタップする
- 「招待」をタップする
- 「招待リンクをコピー」をタップする
- コピーしたリンクをメール、チャット、LINEなどで参加予定者に送信して招待する
Zoomミーティングの開催予約の方法
Zoomミーティングの開催予約を行う際には、以下の手順で設定しましょう。
パソコン版
- ログイン画面で「スケジュール」をクリックする
- 予定を決め、各種情報を入力した後で「保存」をクリックする
スマートフォン版
- ログイン画面で「スケジュール」をクリックする
- 予定を決め、各種情報を入力した後で「保存」をクリックする
ZoomとGoogle カレンダーの連携方法
ZoomとGoogleカレンダーの連携方法について、パソコンとスマートフォン版で見ていきましょう。
パソコン版
- ログイン画面で「スケジュール」をクリックする
- 「Google カレンダー」を選択し、「保存」をクリックする
- 連携するGoogleアカウントを選択する
- 「続行」をクリックする
- Googleカレンダー画面に移行すれば完了
スマートフォン版からの設定はできないので、PCで手続きを進めましょう。
Zoomで相手に良い印象を与える成功のコツ
Zoomで相手に良い印象を与える成功のコツとして、以下の5つが挙げられます。
相手からの印象が大きく変わってくる場合もあるので、すべて習得しておきましょう。
明るさ調整機能を使う
Zoomでは明るさ調整機能がついており、自分の好きな明るさに変えられます。
画面の明るさは顧客に対する印象と直結するので、適度な明るさを維持することが大切です。
明るさ調整機能を使う場合は、以下のバージョンにアップデートしておきましょう。
Windows | 5.2.0(42619.0804)以降 |
macOS | 5.2.0(42634.0805)以降 |
外見補正機能を使う
Zoomには明るさ補正機能のほかに、外見補正機能もあります。
顔色が悪い場合や、目の下にクマがある場合などに役立つでしょう。
外見補正機能を使う場合は、以下のバージョンにアップデートしておきましょう。
Windows | 5.2.0(42619.0804)以降 |
macOS | 5.2.0(42634.0805)以降 |
モバイル(iOS) | 5.2.0(42611.0804)以降 |
バーチャル背景を工夫する
場合によっては、出先でオンライン会議を行うこともあるでしょう。
出先の環境を映したくないという場合は、バーチャル背景を工夫するのがおすすめです。
バーチャル背景を設定することで、出先の環境が画面に反映されなくなります。
顧客に対して余計な情報を与えたくないという場合は、バーチャル背景を活用してみましょう。
音質や画質にこだわる
オンライン会議では音質や画質の良さが、顧客に対する印象を左右します。
顧客に対して良い印象を与えられるように、Zoomと相性の良い機材を導入しましょう。
おすすめのヘッドセット、マイクとしては「Jabra EVOLVE 40 MS Stereo」が挙げられます。
ビジーライトを搭載しているため、周りのノイズをシャットアウトしてくれるのが強みです。
耳のクッションも質が良いので、長時間のオンライン会議でも問題なく使えるでしょう。
ノイズキャンセル機能を使う
Zoomにはノイズキャンセル機能があり、外部の音をある程度抑えることが可能です。
活用することで、よりクリアな音質での会話が実現します。
ノイズキャンセル機能を使う場合は、以下のバージョンにアップデートしましょう。
Windows | 5.2.0(42619.0804)以降 |
macOS | 5.2.0(42634.0805)以降 |
オンラインで効果的に魅せる営業資料の作成ポイント
オンラインで効果的に魅せる営業資料の作成ポイントとして、以下の4つが重要です。
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
1スライド1メッセージ
プレゼン資料のスライドを作る際は、情報過多にならないように1スライド1メッセージを意識しましょう。
情報が詰め込まれたスライドは単純にわかりづらく、顧客側を混乱させかねません。
1目見ただけで内容が入ってくるシンプルさが理想的です。
フォントや配色を統一する
フォントや配色が複数存在するスライドは見づらく、顧客側にストレスを与えてしまいます。
フォントや配色は統一して、見やすいスライドを作るように心がけましょう。
フォントとしては、見やすくスライド内で目立ちすぎない「メイリオ」がおすすめです。
配色に関しては多くても3色に抑え、重要な部分をマーカーする際は本当に大事な部分のみにつけましょう。
商品を手に触れられないゆえの工夫
オンライン商談では、商品に直接触れられないため顧客に対してよりイメージしやすいプレゼンをする必要があります。
よりイメージしやすいプレゼン資料を作るために、以下のポイントを意識しましょう。
- 要点を箇条書きにして伝える
- 具体例を交えながら解説する
- 導入している顧客事例を紹介する
- グラフや数字を活用する
- 専門用語の使用を控える
情報を図表化する
プレゼン資料で長い文章が出てくると、顧客側に効果的な訴求ができません。
どうしても長い文章を使いそうになった時は図表化すると、わかりやすくまとめられます。
文章だけで伝えようとせず図、イラスト、写真なども積極的に活用しましょう。
Zoomと他のツールの比較
Zoom | Google Meet | Teams | Skype | |
---|---|---|---|---|
最大接続数 | 100人 | 100人 | 100人 | 50人 |
バーチャル背景 | 〇 | △ (別途設定が必要) | 〇 | △ (背景にぼかしが必要) |
画面共有 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
録画 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ブレイクアウトルーム | 〇 | 〇 | 〇 | × |
無料時間/1会議 | 40分間 | 24時間(2人) 60分間(3人以上) | 60分間 | 1日4時間まで (人数問わず) |
ホワイトボード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
文字起こし | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アプリのインストール | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
まとめ
Zoomは国内でも高いシェア率を誇り、コロナ禍以降多くの人が利用しています。
他社ツールよりも安定性、機能性に力を入れており、使いやすさを確保することに成功しています。
Zoomは国内でも高い普及率を誇っており、今後もオンライン会議ツールのスタンダードであり続けるでしょう。
商談をする際にも使い勝手の良いツールなので、Zoomを利用する際は今回の記事をぜひ参考にしてみてください。
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