営業マンの方は「髪型は大事と聞くけど、具体的にどんなスタイルがいいのかわからない」と思うことがあるのではないでしょうか。
清潔感がある方が良いと分かっていても、具体的にどんなことに気を付けるべきか迷いますよね。
そこで今回は、業界別・年代別・男女別で営業マンにとって理想的な髪型や、NG例などを解説します。
営業マンは髪型を少し工夫するだけで好印象になり、営業数字がよくなる可能性があります。
本記事で紹介するスタイルを参考にして、できる営業マンへの一歩を踏み出してください。
できる営業マンにとって髪型が重要な理由
まず、なぜ営業マンにとって髪型が大事なのか3つの理由をご説明します。
大きな理由としては、印象を左右する要素であることや、誠実さが伝わることがあげられます。
人の印象は見た目が9割だから
「人の印象は見た目が9割」という言葉をご存じの方は多いのではないでしょうか。
本のタイトルになった言葉であり、実際に心理学の研究結果として証明されている事柄でもあります。
そして「見た目」の中でも髪型は大きな比率を占めます。
相手の顔を見たときに髪型がぼさぼさだったら、その時点で印象は悪くなってしまいます。
第一印象をよくするためには、髪を整えることが特に重要なのです。
ビジネスマナーの基本だから
髪型を整えることはビジネスマナーの基本です。
学生のときは長髪や金髪でも何も言われなかったかもしれませんが、社会に出ると「相手を不快な気持ちにさせないこと」に重きが置かれます。
目立ちすぎず、相手を嫌な気持ちにさせない髪型にすることは、社会人として最低限のマナーです。
誠実さが伝わるから
きちんと髪型を整えている営業マンは、クライアントに「誠実さ」を伝えられます。
身だしなみに気を配ることで、仕事に対する真面目さをアピールする要素になるからです。
髪型がまとまっていない営業マンと、しっかりワックスで整えている営業マンが来て、両者が同じ条件を提示したら後者を選ぶクライアントが多いはずです。
細かなところでマイナス評価を受けないためにも、髪型をばっちり決めて誠実さを伝えましょう。
いい印象を与える営業マンの髪型とは
ここからは、相手に好印象を与える営業マンの髪型の特徴を3つ紹介します。
ご自身が当てはまっているか、そうでなければ何が足りないのかを見つけてみてください。
清潔感がある
社会人のマナーとして「清潔感」は最も重要な項目の一つです。
ギトギトの髪型やフケが付いた髪の毛は相手に不快感を与えてしまいます。
自分では問題ないと思っても、実は汚れていたり髪が長すぎたりするかもしれません。
以下の項目が清潔感を出すために、重要なポイントです。
- 定期的に美容院に通ってカットする
- 親しい友人や家族にアドバイスをもらう
- ツヤの出るスタイリング剤でセットする
長すぎず短すぎない
髪の長さは長すぎず短すぎないくらいが丁度いいと言われています。
男性の場合、坊主頭は短すぎますが、髪の毛が耳にかかるくらいは長すぎます。
女性の場合は厳密な長さの目安はありませんが、肩より長くなるようであればヘアゴムでまとめたほうがスッキリして見えます。
長髪をそのままにするとだらしない印象になるので、美容院で梳くなどして量を調整しましょう。
- 【男性】頭皮が見えず、耳にかからない長さ
- 【女性】肩より短く、長ければヘアゴムでまとめる
- 顔回りがスッキリと見える長さ
- 襟足は適度に短く整える
落ち着いた髪色
髪の色は男性の場合、基本的に「黒」がおすすめです。
真面目な印象になり、クライアントも安心感を持って商談に参加できるからです。
女性の場合は髪を染めても問題ありませんが、暗めのブラウンなどにして落ち着いた印象を維持しましょう。
日本ヘアカラー協会(JHCA)が提唱するトーンレベルの基準で考えると、同協会では企業では一般的に8レベルまでを推奨しています。カジュアルになりすぎない最高レベルが8と言えるでしょう。
もちろん、社内で基準が設けられている場合は、そちらに従ってください。
営業マンにおすすめの髪型
業界別や年代別におすすめの髪型を写真付きで紹介します。
ご自身の該当する条件を探しながら、好印象を与えられるヘアスタイルを見つけてください。
【業界別】営業マンの髪型
業界別にいくつか髪型の例を紹介します。
基本的には清潔感や適度な長さなどが共通しますが、業界によって傾向は変わります。
IT業界
IT業界はクリエイターのような自由なイメージがありますが、比較的落ち着いた黒の髪色や、ワックスで短髪をまとめあげる人が多い印象です。
耳をしっかり出すことで明るさが出るので、思い切って短めにしてもいいでしょう。
不動産業界
不動産業界の営業マンに多いのは、やりすぎない七三分けのスタイルです。
おでこを出すことで明るい印象になり、仕事ができる営業マンらしさを出すことが可能です。
金融業界
金融業界は短髪のナチュラルなスタイルが多い傾向にあります。
現金を扱う業界ということもあり、あまりワックスなどでしっかり固めるのはおすすめできません。
あくまでも真面目なイメージづくりを重視するといいでしょう。
【年代別】営業マンの髪型
20代、30代、40代の年代別に分けておすすめの髪型を紹介します。
20代男性
20代の男性は、シンプルな七三分けがおすすめです。
清潔感があり、さわやかなイメージを持ってもらえます。
ワックスを使うのが好きな人や、少しおしゃれをしたい人はツーブロックにしてもいいでしょう。
30代男性
30代の男性は髪の質が変わってくる時期なので、思い切って短髪にするのも一つの手です。
耳やおでこが出ることで清潔感を出しやすくなり、さらに髪のべたつきやフケの量などを軽減できます。
40代男性
40代になると薄毛に悩む人も出てきますので、ワックスを使ってしっかり固めてしまうのも有効です。
脇をすっきりさせることでさわやかな印象になり、顔立ちがはっきり分かります。
【女性向け】営業マンの髪型
女性の営業マンにおすすめの髪型を3つのパターンに分けて解説します。
無難なブラウンのハーフアップ
一つ目におすすめするのは、ハーフアップのヘアスタイルです。
耳が出て顔つきもはっきりするので、ビジネスシーンに向いている髪型といえるでしょう。
髪色も無難なブラウンならマイナスの印象にはなりにくく、落ち着いたイメージを持ってもらえます。
落ち着いた黒髪のセミロング
黒髪のセミロングも女性の営業マンにはおすすめです。
肩に付くくらいのセミロングなら、ヘアゴムでまとめずともすっきり見えて清潔感をキープできます。
胸にかかるくらいの長さになったら、ヘアゴムを使って束ねるとしっかりした印象になります。
明るいブラウンのボブ
比較的自由にヘアアレンジできる業界なら、明るめの色に染めると元気な印象を与えられます。
ただ、明るい色のまま髪が長くなると派手すぎる印象になる恐れがあります。
髪色を明るくする場合は、肩に付くか付かないくらいのボブスタイルがおすすめです。
営業マンにNGの髪型
営業マンにNGの髪型は坊主などの短すぎる髪型やぼさぼさ頭、フケなどの汚れがあることです。
それぞれの内容を簡単に見てみましょう。
坊主やスキンヘッド
営業マンは髪が短い方が清潔感を出しやすいといわれますが、短すぎてもNGです。
特に坊主やスキンヘッドは反社会的勢力を連想させる恐れがあり、相手に威圧感を与えてしまいます。
あくまでも耳にかからない程度の長さにおさめて、頭皮が見えるほどの短さはマイナスになると考えましょう。
ぼさぼさの髪
言わずもがな、ぼさぼさの髪は相手に不潔な印象を与える可能性が高いです。
髪の毛がまとまりにくいときはワックスなどの整髪料を使って、髪型をまとめることをおすすめします。
派手な髪色
ブラウンや金髪など派手な髪色には注意が必要です。
特に男性の場合は「できる営業マンの髪は黒」といわれるほど黒が推奨されています。
女性においても過度な毛染めには気を付けて、落ち着いた印象になることを意識しましょう。
ロングヘア
男性の営業マンはロングヘアもNGな髪型の一つです。
主な理由としては、清潔感がなくなりやすいことがあげられます。
また、長さがあるために髪を手でいじることなどが多くなり、落ちつきのない印象を与えやすいからです。
耳や襟足に髪の毛が付いたら既に「長い」段階に入っていますので、月に1回程度美容院でカットすることをおすすめします。
フケや髪のべたつき
フケや髪のべたつきもマイナスな印象を持たれやすくなります。
ワックスなども過度に使うととっつきにくい印象を与えてしまうので、ほどほどの使用量におさめましょう。
フケの発生を抑えるためには、洗髪するときにしっかり頭皮まで手のひらで洗うことが大切です。
不安がある場合は美容院でプロに洗髪方法を教わるなどして、日々のケアを怠らないようにしましょう。
まとめ
営業マンがいい印象を与えるためにおすすめの髪型や、具体例をまじえて特徴を解説しました。
髪型は印象を左右する大きな要素ですので、日々しっかりケアをすることが重要です。
定期的に美容院へ行くことや、耳や顔をしっかり出すことを意識すれば清潔感がある髪型になります。
しっかり整えたうえで商談に臨めば、営業数字にもプラスの影響があるでしょう。
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